介護職で自分にあった働き方を見つける【中編】
日本の超高齢化社会と介護職の将来
令和5年4月1日現在、日本の総人口は1億2455万人に達しています。その中で65歳以上の人口は3619万人となり、総人口に占める割合は29%となっています。
これは日本が超高齢化社会に突入していることを示しており、介護職の重要性が日増しに高まっていることを意味します。
現在、介護は記事をご覧になる多くの方々にとって無縁のテーマかもしれませんが、将来的には自身や家族が介護サービスを必要とする可能性があります。
そのため、介護職に関する知識を持っておくことは非常に重要です。介護分野の多様な職種介護職は多岐にわたる職種が存在し、それぞれの職種が特有の役割と責任を担っています。
以下にいくつかの主要な職種の仕事内容を解説していきます。
介護職の職種一覧と仕事内容
介護職員(ホームヘルパー)
主に老人ホームなどの施設に入所している高齢者や障害者に対し、身体介護や生活全般にわたって援助する職業です。
また、在宅で生活されている高齢者や障害者の自宅を訪問し、生活援助・身体介護を行う訪問介護(ホームヘルパー)もあります。
介護助手・介護補助
基本的な介護サービスを提供し、介護職員をサポートするスタッフ。
施設によっては「介護補助員」「介護補助者」などと呼ばれることもあります。
ケアマネージャー(介護支援専門員)
介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるようにケアプラン(介護サービス等の提供についての計画)を立案し、
サービス事業者との連絡調整を行う専門員です。
生活相談員・支援相談員
介護老人保健施設(老健)で働く職員です。入所者本人や家族とのコミュニケーションを行い、
ニーズに応じたサービスを提案します。
サービス提供責任者
訪問介護サービス提供における「ケアマネージャーやヘルパーとの連絡・調整」をするマネジメント業務を行う職業です。
「サ責」と呼ばれることもあります。
管理者(施設長・ホーム長)
施設全体の運営と管理を担当する責任者です。経営管理や人材のマネジメント、入所者や家族などへの対応です。
管理者と施設長、ホーム長以外、施設によってセンター長、事業所長と呼ばれる場合もあります。
介護事務
介護施設の書類整理や電話、来客対応などの事務作業を担当し、
他職種のサポートしながら運営をスムーズにする仕事です。
管理栄養士・調理スタッフ
入所者の栄養管理と食事を提供したり、栄養ケア・マネジメントを行います。
看護職員
看護職員は保健師、助産師、看護師、准看護師のこと。
保健・医療・福祉の幅広い分野で入所者の健康管理や医療的なケアを提供します。
機能訓練指導員
利用者のリハビリテーションを支援するほか、生活環境や身体機能といった利用者本人の状態を把握し、
必要な訓練を見極め、利用者の身体機能向上をサポートします。
運転手(介護ドライバー)
利用者が通所する介護施設で送迎を行います。
また、施設によっては介護職員を兼務する場合もあります。
福祉用具専門相談員
高齢者や障害者の心身の状況や生活環境で、
適した福祉用具の選定やアドバイスを提供します。
生活支援コーディネーター
利用者が自宅を離れることなく生活し続けられるように、
地域の住民組織や関係団体と連携して、暮らしやすい環境を実現する職業です。
介護認定調査員
自宅や施設等を訪問して本人や家族に聞き取りを行い要介護者の心身の状態を確認し、
その内容を調査票にまとめる仕事です。
まとめ
「介護」と聞くと、介護士のイメージが強いかもしれませんが、実はさまざまな職種が存在します。
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次回は福祉業界での資格の人気ランキングを説明していきますので、気になる方はぜひブックマークしてください!
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