トレジャー代表者です!自己紹介をいたします(episode⑤ 恋愛編PART2)

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トレジャー代表者です!自己紹介をいたします(episode⑤ 恋愛編PART2)

当サイトをご覧の皆さん、こんにちは。

株式会社トレジャー社長の 甲斐 裕章 です。
コロナ禍の状態でベトナムでの仕事を目的に、ここ首都ハノイに訪れ、ベトナム入国後すぐの隔離生活を送っております。今日は、隔離生活11日目となりました。残り、4日間(チェックアウト日含む)単調な日々を頑張りたいと思います。

今回のブログは、なぜか引っ張ってしまった恋愛話のPART2です。
これをepisode⑤ としてお届けいたします。

高校での初恋が、虚しく消えていくものを感じながら、大学を選ばず、田舎の専門学校に進学したのはいいけれど、本当にこの道でよかったのかと迷う日々。ある日、東京へ行き自分を試したいと考え始めた頃、打ち解け会えた友人との別れの時を感じ始めたその時期に、友人たちと酒を酌み交わし、夢を語っていた席での出来事です。偶然に、となりに一人の女性が座りました。
この辺りの記憶は曖昧ですが、これからの自分たちがどう生きていくのか、そんな迷いをお互いが話し合っていた飲み会で、彼女との話題も同じだったと思います。でもなぜか、自然にテンションが上がっていた私(いつもテンションは高い私ですが 笑)は、彼女をドライブに行こうと誘い、彼女もそれを快く承諾してくれて、お互いの約束になりました。

約束を実行することになったその日、友人から借りた車に乗り、私の実家まで、ドライブしたのを覚えています。宮崎の県南から県北地域まで、2時間くらいのドライブです。お互いのことをたくさん語る時間となりました。私の初恋の話や彼女に彼氏がいて、うまく行っていないことの話や、これからの未来について、音楽、映画、ドラマ…、たくさんのことを話していたことを覚えています。それはとても自然でした。心地よい時間が流れていました。

実家に着き、彼女と一緒に両親と挨拶程の話をしてから、渡された土産をもらって帰りました。私は、両親が、日ごろと違う笑顔を見せているのに気づいてました。まあ、私が、女性の友達を連れて実家に現れるとは思ってもいなかったと思いますし、私たちの様子は、親としてはなんとなく嬉しかったのでしょう。

帰りは、車の中の雰囲気は、ちょっと違いました。私たちの口数は少なくなってました。彼女の家の近くに近づく30分前くらいだったでしょうか、私たちの手は繋がってました。
彼女の家の前に到着し、それから手を振って、その場を離れました。私、ひとり、自分のアパートへ向かいました。運転しながら帰る私の心は、高校の頃とは違って、上がり切ったテンションの自分ではなく、静かで、ゆっくりと胸の奥からこみあげるような熱い思いを感じていました。それがなんだかわからない自分でしたが、ただ彼女のことを思っていました。それと、これから東京へ向かおうとする自分への期待と不安を同時に感じながら、複雑な思いでいました。
カーステレオから流れる音楽は、長渕剛でした。その当時の彼のアルバムは名曲だらけです。

長渕剛「シェリー」↓
https://youtu.be/9jVXT1pILxk

彼女とは、二人だけで食事やドライブに行く仲になっていました。といっても卒業までの数ヶ月間です。そんな数ヶ月の間のクリスマス、私は、実家にいました。彼女は、彼氏と一緒だろうと思い、見ないように知らないように朝から過ごしてはいましたが、結局、夜には車を走らせ、彼女のところへ向かっていました。彼女は、自宅にいました。プレゼントを渡せました。嬉しかった。何よりも彼女が彼と一緒でなかったことに。

卒業式を迎え、夜は祝賀&謝恩会のイベントです。そこでは、スピーチやカラオケやバンド演奏などのイベントが行われます。先生方や保護者の方々、各学科の卒業生が一堂に会するその中で、私は、ある行動を決めていました。それは、このイベントの舞台で、自分が作ったラブソングを歌うことでした。今考えるとお恥ずかしい限りです。でも、私が彼女へ思いを伝える精一杯の手段でした。舞台の順番が訪れ、私が歌い始めると友人は、彼女を舞台の前まで押し出し、注目を煽りました。そんなことをお構いなしで歌う私は、今思えばとてもお恥ずかしい次第です。ただ、「彼女に思いだけを伝えたい」それだけで行動していました。舞台から見えた彼女はまっすぐ立ってて、その瞳には、嬉し涙が溢れるのが見えました。

卒業式から10日後、東京へ出発します。その前日、実家から県南へ移動し、彼女に会い、翌朝まで一緒にいました。そして、飛行機に乗り、旅立ちました。
しばらく、考えていました。なぜ、自分は、ふるさとや親や彼女と始まったばかりの幸せな時間を振り切って東京に行くのか、ただ、それは、漠然とした「東京」という未来へ続く期待感と自分の可能性を確かめたいという探究心での旅立ちでした。
これ以降の私の恋愛話は、ご想像にお任せします(笑)、あまく、ほろ苦く、小っ恥ずかしいあの頃の恋愛話は、これで終了にしたいと思います。

20歳になった頃の私、東京での一人暮らし、生活保護法下にある救護施設、精神障害者とよばれる方達、先輩職員との関係、給与など、急激に情報がインストールされる私の成長期が始まります。

では、続きは、また次回に

(次回 episode⑥へ続く)