◆週休3日制を導入している会社の事例
弊社のグループ会社である特別養護老人ホームが渋谷区に2021年5月にオープンします。ここではグループ会社初となります週休3日制が導入となります。
週休3日制を導入する理由
これは職員さんに長く勤めて頂くためということです。休みを多く増やすことが目的というよりは夜勤業務の負担軽減が一番の目的になります。
イメージとしては夕方より出勤し、ご入居者への食事介助(夕食)、排泄介助、就寝支援、定期巡回、見守り、体位変換、起床支援、整容、排泄介助、移乗、食事介助(朝食)が主な業務になります。
このような業務が若い頃は、何事もなく出来ていましたが、当たり前ですが職員も年を取るので、この夜勤業務がしんどいというのが職員の本音でもあります。
結果、夜勤業務がきついから手当がなくなりますが日勤だけの業務へ変更や介護業界を離れる等、マイナス面が多く出てきてしまい、このようなことが大きな課題でありました。
夜勤業務の負担軽減とは
特別養護老人ホームの夜勤業務の時間は実働16時間が主流であります。イメージとしては夕方より出勤し、ご入居者への食事介助(夕食)、排泄介助、就寝支援、定期巡回、見守り、体位変換、起床支援、整容、排泄介助、移乗、食事介助(朝食)が主な業務になります。
このような業務が若い頃は、何事もなく出来ていましたが、当たり前ですが職員も年を取るので、この夜勤業務がしんどいというのが職員の本音でもあります。
結果、夜勤業務がきついから手当がなくなりますが日勤だけの業務へ変更や介護業界を離れる等、マイナス面が多く出てきてしまい、このようなことが大きな課題でありました。
ショート夜勤
法人によっては実働8時間の夜勤業務を導入しているところもあります。
これは夜、22時頃から朝の7時頃までの勤務になりますので夕食、朝食介助はなく、就寝支援、定期巡回、見守り、体位変換、起床支援までが中心な業務になります。
このショート夜勤は通常の夜勤に比べて時間も短いので負担も緩和されますが、休日に影響が及びます。
ショート夜勤は1日勤務(16時間勤務であれば2日間勤務)でありますので夜勤明けが休みになります。
<例>月曜日:夜勤入り、火曜日:夜勤明け=休み
つまり、夜勤明けは休みでありますが、朝まで会社にいるということになるので、月に6回程度夜勤をし、休日数が月に10日であった場合、完全な休みは月4日になります。
ショート夜勤は業務としてはメリットがありますが、休日を考えるとデメリットがあります。
これは夜、22時頃から朝の7時頃までの勤務になりますので夕食、朝食介助はなく、就寝支援、定期巡回、見守り、体位変換、起床支援までが中心な業務になります。
このショート夜勤は通常の夜勤に比べて時間も短いので負担も緩和されますが、休日に影響が及びます。
ショート夜勤は1日勤務(16時間勤務であれば2日間勤務)でありますので夜勤明けが休みになります。
<例>月曜日:夜勤入り、火曜日:夜勤明け=休み
つまり、夜勤明けは休みでありますが、朝まで会社にいるということになるので、月に6回程度夜勤をし、休日数が月に10日であった場合、完全な休みは月4日になります。
ショート夜勤は業務としてはメリットがありますが、休日を考えるとデメリットがあります。
新たな取り組み、実働10時間制度
ここで新しく導入するのが実働10時間制度です。これは夜勤に限らず日勤も実働になるので日勤、夜勤の2交代制になります。
夜勤は月に6回程度。週4日働けば週合計で実働40時間勤務になるので、週休3日制になります。
月にすると12日~13日の休み、年間にすると156日(52週)の休みになります。
ここでの夜勤業務はショート夜勤のように夕食介助はありませんが、朝食の介助はあります。
しかし、実働16時間の夜勤業務に比べたら負担も緩和されます。
ショート夜勤のように夜勤明けも休み扱いになりますが、それ以外にも1日完全な休みが多く確保出来ることが最大のメリットです。
<例>月曜日:夜勤入り、火曜日:夜勤明け=休み、水曜日休み、木曜日:日勤、金曜日:日勤、土曜日:休み、日曜日:夜勤入り
夜勤業務の緩和や何よりも自身の時間が出来る(休み)ことになります。
一方では日勤業務も実働10時間になるのでこちらの負担がかかる形にはなりますが、こちらの特別養護老人ホームではご入居者の定員が1ユニット7名なんです。
通常は10名程度です。
日勤業務の時間は長くなりますが、他の特別養護老人ホームと比べるとご入居者の人数が少ないことで、そこまでの負担はないと考えております。
また、何よりもご入居者へ関われる時間が増えると考えております。
ちなみに1ユニット7名なので夜勤業務は1フロア(2ユニット分)14名の対応になります。
通常の特別養護老人ホームは1フロア20名の対応になります。
夜勤は月に6回程度。週4日働けば週合計で実働40時間勤務になるので、週休3日制になります。
月にすると12日~13日の休み、年間にすると156日(52週)の休みになります。
ここでの夜勤業務はショート夜勤のように夕食介助はありませんが、朝食の介助はあります。
しかし、実働16時間の夜勤業務に比べたら負担も緩和されます。
ショート夜勤のように夜勤明けも休み扱いになりますが、それ以外にも1日完全な休みが多く確保出来ることが最大のメリットです。
<例>月曜日:夜勤入り、火曜日:夜勤明け=休み、水曜日休み、木曜日:日勤、金曜日:日勤、土曜日:休み、日曜日:夜勤入り
夜勤業務の緩和や何よりも自身の時間が出来る(休み)ことになります。
一方では日勤業務も実働10時間になるのでこちらの負担がかかる形にはなりますが、こちらの特別養護老人ホームではご入居者の定員が1ユニット7名なんです。
通常は10名程度です。
日勤業務の時間は長くなりますが、他の特別養護老人ホームと比べるとご入居者の人数が少ないことで、そこまでの負担はないと考えております。
また、何よりもご入居者へ関われる時間が増えると考えております。
ちなみに1ユニット7名なので夜勤業務は1フロア(2ユニット分)14名の対応になります。
通常の特別養護老人ホームは1フロア20名の対応になります。
週休3日の過ごし方
1.プライベートの充実
休みが週1日増えることで最もメリットとなることはプライベートが充実することではないでしょうか!
趣味の時間や、普段であればなかなか手が届かなかった家の掃除、片付けの時間を設けることもできます。
たまった録画したドラマや映画も思う存分観ることができたりもします(笑)。
また、仕事につながること、それ以外の勉強やイベント・セミナーへ参加、副業といった新しい能力や感性を磨く時間にも使えるため、できることの幅も広がり仕事に繋がったり活かせる可能性もあります。
2.家族との時間
週休3日となることで、家族との生活への時間を費やせることも大変大きなメリットとなります。
お子さんの行事や親御さんの介護などを行う日は、有給を使わなくてはならないことが多く、本来の身体の疲労回復やゆとりある生活を保障するために付与する休暇として利用せず有給を消化してしまうという課題がありました。
それ以外、純粋にご家族と過ごす時間を増やしたいという方とっても、週休3日はとても嬉しいことだと思います。
現代は共働きをしている家庭も多く、休日は家事だけで終わってしまうことも無くはありません。
そのような課題も休みが増えることで解決するかもしれないですね。
3.通勤時間
皆様は1回の通勤に費やす時間はいかほどでしょうか?
例えば片道1時間の通勤時間で週5日出社すると、1ヶ月の通勤時間は往復40時間となります。
これだけの時間を費やすのに加え、ラッシュ時の満員電車、全ての時間がそうとは限りませんが…それ相当のストレス、精神的負担がかかってしまいます。
通勤の対する時間も週4日となると、1ヶ月で10時間は削減できます。
約4日分のストレスが減り、1年では48日分の計算となります。
4.生産性
週休3日とすることで労働時間が短縮され、時間に対する意識が強くなります。
だらだらと仕事を進めるのではなく、短時間で効率よく仕事を進めることができる、生産性が向上するというメリットがあります。
時間がないと意識することで集中力が増し、時間短縮につながるかと思います。
5.まとめ
週休2日では足らなかった自分としての時間を週休3日となることで、プライベートの充実やご家族との時間が増えます。
通勤のストレス、仕事の生産性向上などのメリットもあり、今後の日本社会で週休3日制導入は働き方改革の肝となる可能性は高そうです。
休みが週1日増えることで最もメリットとなることはプライベートが充実することではないでしょうか!
趣味の時間や、普段であればなかなか手が届かなかった家の掃除、片付けの時間を設けることもできます。
たまった録画したドラマや映画も思う存分観ることができたりもします(笑)。
また、仕事につながること、それ以外の勉強やイベント・セミナーへ参加、副業といった新しい能力や感性を磨く時間にも使えるため、できることの幅も広がり仕事に繋がったり活かせる可能性もあります。
2.家族との時間
週休3日となることで、家族との生活への時間を費やせることも大変大きなメリットとなります。
お子さんの行事や親御さんの介護などを行う日は、有給を使わなくてはならないことが多く、本来の身体の疲労回復やゆとりある生活を保障するために付与する休暇として利用せず有給を消化してしまうという課題がありました。
それ以外、純粋にご家族と過ごす時間を増やしたいという方とっても、週休3日はとても嬉しいことだと思います。
現代は共働きをしている家庭も多く、休日は家事だけで終わってしまうことも無くはありません。
そのような課題も休みが増えることで解決するかもしれないですね。
3.通勤時間
皆様は1回の通勤に費やす時間はいかほどでしょうか?
例えば片道1時間の通勤時間で週5日出社すると、1ヶ月の通勤時間は往復40時間となります。
これだけの時間を費やすのに加え、ラッシュ時の満員電車、全ての時間がそうとは限りませんが…それ相当のストレス、精神的負担がかかってしまいます。
通勤の対する時間も週4日となると、1ヶ月で10時間は削減できます。
約4日分のストレスが減り、1年では48日分の計算となります。
4.生産性
週休3日とすることで労働時間が短縮され、時間に対する意識が強くなります。
だらだらと仕事を進めるのではなく、短時間で効率よく仕事を進めることができる、生産性が向上するというメリットがあります。
時間がないと意識することで集中力が増し、時間短縮につながるかと思います。
5.まとめ
週休2日では足らなかった自分としての時間を週休3日となることで、プライベートの充実やご家族との時間が増えます。
通勤のストレス、仕事の生産性向上などのメリットもあり、今後の日本社会で週休3日制導入は働き方改革の肝となる可能性は高そうです。