ある法人の小規模多機能型居宅介護サービスのお仕事一部始終をご紹介します!

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ある法人の小規模多機能型居宅介護サービスのお仕事一部始終をご紹介します!


<小規模多機能型居宅介護とは>
ご自宅で生活しているご利用者の状態に応じて、通い(日中だけ施設へ行く)、宿泊(施設にお泊りをする)、訪問(職員がご自宅に来てくれる)を行うといったご利用者の生活が切れ目なく支えるサービスです。

◆ご利用者Aさん(男性):行きたくない編
今日は朝9時に介護職員が車で迎えに来てくれるのでその車に乗って施設へ行き、夕方17時に帰宅する予定であった。

◆介護職員がAさん家へ到着
介護職員:Aさん、おはようございます。迎えに来ましたよ。準備して行きましょう。
Aさん :今日は寒いから行きたくない。家にいる。
介護職員:そんなこと言わないで行きましょうよ。今日はいつも話しているBさんも来ますよ。
Aさん :いや、今日は外が寒いから行かない。
介護職員:施設は暖かいですよ。
Aさん :いや、外が寒いから行かない。
介護職員:分かりました。では、13時頃にまた来ますので、お昼を食べて、薬を飲むのも忘れないでくださいね。

◆13時
介護職員:Aさん、こんにちは。あれ?ご飯食べましたか?
Aさん :作るのが面倒だから、弁当でも買いに行こうと思ってた。
介護職員:では、一緒に行きましょう。

◆お弁当を購入し昼食タイム
Aさん :いや、この弁当は美味しいな。ところでBさんは来ているのか?
介護職員:来てますよ。寂しがってましたよ。
Aさん :そうか、なら明日は行くか。

◆ご利用者Cさん(女性):帰りたくない編
今日は朝9時に介護職員が車で迎えに行き、17時に車で自宅へ送って行く予定であった。

介護職員:Cさん、そろそろ帰る時間なので準備しましょうか?
Cさん :あの、すみません。今日は帰りたくないんです。
介護職員:どうかされましたか?
Cさん :今日は皆で色々な話しも出来たし、お昼も皆で作って楽しかったのに家に帰ったら暗い部屋に1人になってしまうのがなんか嫌なんです。
介護職員:そうですか。今日は部屋が空いているので、Cさんがそう言うなら泊まっていきますか?
Cさん :そうさせてください。
介護職員:では娘さんには今日は泊まることを連絡しておきますね。
Cさん :助かります。

この法人の小規模多機能型居宅介護サービスは、ご利用者の状態に応じての通い、宿泊、訪問の特徴を最大限に活かすことが出来ております。むしろ、これが自然なやり取りのように思うかもしれません。しかし、小規模多機能型居宅介護でなければ、このようなことは出来ないのです。